2013年02月11日

家族の絆をつむぐ本-継伝-

次郎の生い立ち


DSC01d037.JPG

昭和52年6月17日、細田家の次男として島根県大田市に生まれる。
(兄は健太朗、弟は大三郎。なぜ自分だけただの次郎なのか、
 自分には思い入れがないのかと子供の頃よく泣いていた)

仕事でほぼ家にいない父、家事に仕事に一番忙しかった時期
の母、仕事とは別に家で生花を教えていた祖母がいる家庭で、
全く手をかけられず幼少期を過ごす。
母の母子手帳に記された病院通いの日は2回だけ。
妊娠を調べに行った日と生まれた日。


DSC01048.JPG

いわゆるガキ大将的存在だった保育園時代。
毎日友達と遊び、リーダー的存在だった。
「はなくそ食べて、じんたまん!」
と自分のことを言っていた。
大人になってから当時の先生に、
「次郎君のような素朴な子はいないと先生みんなで言っていた」
と言われた。“素朴”というあまり聞かない言葉を喜んでいい
ものかどうか。


コピー 〜 DSC01039.JPG 

運動は何でもでき、勉強もできる方だった小学校時代。
中心的な存在で責任感が強く、学級委員や児童会長も任されていた
ので、自信満々だった。
でもそれは同級生17人というごくごく狭いコミュニティの中だった。
友達みんなと仲がよく、毎日夕方遅くまで泥だらけで遊んだり、
スポ少をしたりと楽しくてしょうがない毎日だった。


コピー 〜 コピー 〜 DSC01042.JPG

とにかく荒れた中学校だった。
1年生の時はまじめに勉強していて成績も良かったが、2年生になると
まじめなことはおかしいことだと思うようになり、勉強もしなくなった。
野球部ではベンチにも入れず外野席、友達もほぼおらず、大好きだった
女の子にも一週間でフラれたりととにかくいいことがなく、学校が嫌で
嫌でしょうがなくなった。
誰も信用できず、3年の時にはとてつもなく暗くなっていた。
そのため中学時代の記憶はほとんどない。


DSC01055.JPG

高校は進学校だったので、中学とは一転、周りはみなまじめだった。
中学時代を引きずり、2年までは友達もできなかった。
基本、自分で勝手に壁を作り、自然に感情を押し殺していた。
2年の終わり頃から何人か友達もでき、彼女もでき、勉強や部活の
バスケットもそれなりに楽しかった。
最後の体育祭のとき、優勝して喜んで胴上げしている我がチームの
同級生のみんなを一人ベンチで見つめながら、
「どうやったらあんな風に楽しいという感情が湧くんだろう」
と思っているような変わり者だった。


DSC01045.JPG

花のキャンパスライフを思い描いていた学生時代。
「思いっきり遊んで大学生活を満喫するぞ〜!」
意気込んでいたが、実際は真逆。
元々人とあまり接してこなかったせいか、サークルに入っても
周りと打ち解けることができず、はじけることもできず、当然
女の子にもモテず… 都会の暮らしにもなじめず…
そんな自分に自信をなくし、あがり症も相まって人と話せなく
なっていき、笑うこともできなくなっていた。
バイトもほとんどせず、授業もほとんど出ず…
自分は誰にも必要とされず、世の中に必要のない存在だと思う
ようになった。
街ですれ違う人みんなが自分を見て笑っていると思っていた。


DSC01043.JPG

大学3年の終わり頃、本をきっかけに明日から考え方を変えよう
と決意する。

・今の自分を許してあげよう。
 今のどうしようもない自分を開き直って0から学ぼう。
・何をするにも一生懸命取り組もう。
 バイトは仕事を全部自分が請け負うつもりでやろう。
 授業は全部出て全力で勉強しよう。
・とにかく人の喜んでもらうことをしよう。
 そのために自分がどう思われるかなど気にせずにおこう。

4年の時、これまで何もしてこなかったために面接でアピールする
ことがなく(何よりまともに話せなかった)、就職をあきらめて
いたが、ある会社から拾ってもらう。


DSC01047.JPG

社会に出てからも現在まで決意した信念は貫き通している。 
以来、いろんな苦楽の出来事はあるが、心はずっと幸せ。
少しは人から必要とされるようになったかな。
もっともっと必要とされる人間にならなくては。


posted by 細田次郎 at 23:47 | Comment(1) | 細田次郎 の人物像
この記事へのコメント
じろやんにそんな過去があったのか…
俺はじろやんと遊んだ記憶今でもしっかり覚えてる。よく鷺の巣行ったり、家の近くで土団子作って傾斜のついた溝に転がして遊んだり。一緒に北斗の拳をリアルタイムで見てたよね…
俺の中では小学生時代はいつもじろやんとの遊んだ記憶が最初に浮かびます。
次の同窓会はいつ?これからもよろしくね〜
Posted by こーじ at 2023年01月08日 12:39
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: